宅建取物語とは

当サイト「宅建取物語」は、無味乾燥で難解な言葉で表現されている宅建試験の問題を、具体的な物語に置き換え、実感を伴って学んでいただく一助になればと思い作成しました。

条文や解説を読むだけではイメージしにくい法律関係を、登場人物の会話や行動、出来事の流れとして描くことで、「誰が、誰に、何を主張できるのか」を具体的に理解いただけることを目指しています。

管理人について

理系修士課程卒、現在は会社員として働いており、法律や不動産とは無縁で、暗記も極力避ける人生を送ってきました。

ふとした興味から宅建試験を受ける決意をし、仕事の合間や休日を使ってゼロから2025年に独学で勉強を開始。その年の宅地建物取引士試験に一度目の受験で合格しました。

法律の専門家でも不動産業界の人間でもなく、知識・経験が真っさらな状態から宅建を学ぶ側だったからこそ、初学者がどこでつまづくのか、どのような説明を必要としているのかについては、実感を持って理解しているつもりです。

このサイトを作った理由

宅建は毎年数多くの方が受験する資格試験ですので、要点がまとまった参考書、論点・出題頻度を加味して解説まで作り込まれた問題集、本番を想定した模試は非常に充実しています。

また、YouTubeでも自分が何度も間違えてしまう問題・分野を解説した動画を探すのには困らないという状況でもあります。

それでも、いざ問題を前にすると正誤の二択で悩み続けるのは、体系立てて知識を覚えること以上に、問題文の状況を正確に思い浮かべることが出来ないことが根本にあるのではないか。そう感じていました。

売主と買主、貸主と借主、本人と代理人など、契約や相続、取消しといった出来事が、甲乙、ABCのような無味乾燥で抽象的な主体へと置き換えられ、本来あったはずの各人の意図・感情がはじめから存在していなかったかのような記述に落とされている。

解説を読んでも多少の肉付けはあっても同様の文体で説明がされておりよく分からない。仕方なく数周解いているうちに結論だけを覚えてしまう。当初の私はこのような状況で「本番に通用する・資格取得後に活用できる力をつけられているのだろうか」と不安に感じていました。

この独特の言い回しに多少慣れた頃転機が訪れました。

問題の設定を具体的にイメージしてみると、法律が何を問題にしているのかが分かるようになりました。それだけではなく、その結論が「当然だな」と思うことが多くなったのです。加えて、「当然だな」と思えないものも「意外とそう決められているのか」という意外性から、結論を覚えやすくなったのです。

法律上のルールの多くには、その結論に至る理由があります。問題文と具体的な場面をつなげることができれば、単に結論を暗記するのではなく、「なぜそうなるのか」という理解とセットとなるはずです。もちろん、感覚だけでは判断できない例外もありますが、まず原則を実感として理解することが、知識を定着させる土台になると考えています。

このような信念のもと、巷ではまだ少ない「具体的なイメージ」を作成し、問題文と行き来していただける環境を作りたいという思いで当ブログを立ち上げました。

このサイトが目指すもの

効率的な勉強と聞くと、「長いものの要点をまとめた」「体系・構造立てた」ものを見れば良いと感じる方もいらっしゃるかと思います。ところが案外そのようなものほど、記憶へ定着していかず、かえって時間がかかるのではないでしょうか。

法律が適用される場面を想像し、登場人物の立場に立って考えられるようになると、問題が感情とセットで経験され、一つの問題を冗長にしているようで一度で深く理解でき、逆にもう一度問題を解きに戻ってくるという時間を短縮できるかもしれません。

このサイトが、宅建を学ぶ方にとって、問題文と感情をつなぐ場所になればうれしく思います。

ご利用にあたって

掲載している物語は、過去問の論点を理解しやすくするために作成した学習用のフィクションです。実在の人物・団体とは関係ありません。

過去問は出題年度・問番号・選択肢番号を示したうえで、内容を管理人の言葉で要約しています。問題文の正確な表現については、各記事に掲載する公式サイトへのリンクからご確認ください。

また、このサイトの内容は宅建試験の学習を目的としたものであり、個別の法律相談に対する回答ではありません。